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外断熱
外断熱とは
最近、外断熱と言う言葉を耳にします。外断熱とはどういうものなのでしょうか。
外断熱とはおおまかに言うとコンクリートの建物や、ビルなどの外側に熱を遮断する層を造って外気を遮断して建物内部の熱や冷却した温度を外に逃がさないようにする建築方式です。
外断熱のメリット・デメリット
メリット
熱橋が少ない。内断熱のように構造体で断熱が途切れないために熱橋が非常にすくない
気密がとりやすい。建物の形状がシンプルな場合に気密が非常にとりやすい。
施工がしやすい。気密がとりやすい分、施工がしやすい
結露の恐れがない
木材の腐朽の恐れがない
配管や 電気配線など 融通性がある
デメリット
断熱材の厚さに制約があって地域により、次世代省エネルギー基準に対応しにくい
外装材に制約がある。
壁厚が増える
開口部の収まりに注意が必要
コストがかかる
土台まわりの シロアリ駆除剤に注意が必要
木材の乾燥収縮に 断熱材が追従しにくい
建物外観に制約がある
外断熱の普及
以前は外断熱の工法は比較的高価なものでした。したがって外断熱工法による建築建物の普及が遅れ気味でしたが諸外国の数十年におよぶ実績や各種の実験やテストによって、安価な工法が確立されて省エネ効果も立証されて外断熱工法の建造物のリフォームや新築が最近では増えているように思います。
マンション建築もこれまでは内断熱で造られるのが一般的でしたが外断熱仕様のマンションの販売も開始されているようです。
しかし、まだまだ普及率は数パーセントに留まっているようです。これからはもっと普及するでしょう。
断熱効果と窓ガラス
現代の住宅建物では外から光を取り入れるという観点から窓ガラスが取り付けられていますがこの構造は断熱性という観点からは相反しているものなのです。
外気温度の流入を防ぐという事から金属皮膜付き板ガラスやペアガラス(2層の板ガラス)などでなるべく外気の流入を防ぐと言う方法が断熱効果として挙げられますが普通の板ガラスよりも高価になるためにそれほど普及はしていないのが現状です。
しかし、冷房暖房の効率は良くなるはずです。エネルギーのコストが上がっている現代ではエネルギー費用の削減という観点からもますます注目されると思います。
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Last update:2023/3/8